連載「モノ語り」目次

文房シリーズ デザイン雑記帳

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文房というネーミング

シリーズの名前を「文房シリーズ」とした。古来、ものを書いたり、読書をする部屋を称して「文房」と言った。今で言えば書斎ということになるのだろう。
書の世界で文房四宝といえば筆、紙、硯、墨のことだ。おなじみの文房具というのは文房すなわち書斎で使う道具ということだ。

現代では、文房四宝に代わってコンピュータが文房具の主人公になりつつある。時代や道具が変わっても、身の回りのちょっとした用事のためのデスクは必要だ。
昔から文房具は「知」のための道具、そして文房は「知」を生み出す場所であった。
使い手が輝くための道具という思いを込めて「文房シリーズ」とした。

文房シリーズ
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「文房シリーズ デスク(DESK)」の商品情報は、桜ショップオンラインにてご覧いただけます。

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株式会社古今研究所 代表取締役
稲生一平

アートディレクター、陶芸家
1942年生まれ。大手広告代理店に勤務後に独立。異色のプロデューサーとして活動。
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